当校のミィーティングルームにかけられた一枚の額には、謙信公の居城、春日山城麓の林泉寺に掲げられている謙信公自筆と伝えられる「第一義」と同じ文字の拓本が残されています。『第一義』を掲げ、圧倒的なカリスマ性で越後をまとめた戦国時代最強の武将、上杉謙信公。
謙信公は、他の大名とは全く異なる価値観の持ち主でした。安田地域は戦国時代に「揚北衆」と呼ばれた国人衆の中でも抜群の強さを誇った安田氏の居城がありました。
城主となった安田長秀は、上杉謙信公の武将として活躍し、第四次の川中島の戦いでは謙信公から血染めの感状を受けたと伝わっています。
そんな謙信公とのつながりの深い、旧安田町の安田中学校には創立当初から大切に講堂に掲げられてきた「第一義」の文字と精神が今も80年以上の時を経て、継承されています。